公開日:
|最終更新日時:
注文住宅で失敗しない方法とは?
せっかくのマイホームを手に入れたのに、実際に住んでみると「思ったのと違う…」と感じるケースは多々あります。初めて建てる注文住宅だからこそ、失敗なしに建てるのは難しいものです。そこで注文住宅を建てた方の失敗例を知り、後悔しない住宅づくりの参考にしてくださいね。
間取りの失敗
自由に部屋数や広さなどを決められるのは、注文住宅の魅力のひとつ。家族構成などに合わせて、ベストな形に設計することができるので住みやすい家に創り上げることができるでしょう。しかし家具や生活用品を入れてみると、思ったのと違う…ということも。
- 「寝室は寝るだけなので、6畳程度で良いかなと思っていました。しかしダブルベッドを置くと部屋がかなり窮屈に。もっと広くしておけば良かった」
- 「客間として4畳の和室を作ったけど、狭すぎて布団も引けず…。客間にならないので、無駄な空間になっています」
- 「とにかく広いリビングが憧れで、せっかくの注文住宅なので広いリビングを設計。でも広すぎて落ち着かないし、寒いし、思っていたのと違いました」
- 「コンセントが足りないし、使い勝手の悪い箇所にある。コンセントのことまで考えていなかったけど、想定以上に沢山コンセントを設けた方が良いと思う」
- 「物干しのスペースを2階に設置してしまったので、毎日洗濯物を干すために2階まで上がるのが苦痛。洗濯機が1階なら、干すスペースも1階に作った方が絶対に良い」
- 「明るいリビングが良いと思ったけど、カーテンを開けたら、外から丸見え。居心地が悪くて、カーテンも開けられない」
間取りに関しての失敗例は数多くあります。部屋の広さを考える際は、どのような家具を配置するのかを考えた上で決めた方が良さそうです。また家事の動線も考えておかないと、かなり苦労するかもしれませんよ。
キッチンの失敗
キッチンは住宅にとって、重要な部分とも言えるエリアです。キッチンの使い勝手の良し悪しで、楽しく家事ができるかどうかも決まるでしょう。
- 「開放的なアイランドキッチン。子供の様子を見ながら調理ができると思い採用したけど、調理器具や調味料など全て丸見えで何もおけません。洗い物もスグに洗わないと、生活感を余計に感じてしまい、もっと使いやすいキッチンにすればよかった」
- 「キッチンの高さなんて気にしてませんでした。今のキッチンは私の身長に合っていないので、腰や肩が痛くて…早く買い替えたいです」
- 「カタログを見てキッチンを決めました。そのせいか思ったのと雰囲気が違って…。部屋全体のトーンに合っていないので、キッチンだけが浮いてしまっています」
- 「間取りの関係で、パントリーや冷蔵庫を置く部分がシンクから遠くなってしまいました。こうなれば調理が面倒だと感じてしまいます」
キッチンは毎日何度も立ち寄る空間。しっかり考えた上で設計しなければ、調理が苦痛になることもあるので注意しましょう。調理するイメージを具体的に抱き、使い勝手や高さなどを確認してみてくださいね。
収納の失敗
注文住宅を設計する際、つい収納のことを忘れがちなこともあるでしょう。収納次第で部屋が散らかってしまうこともあります。綺麗な空間を維持するためにも収納の失敗をチェックしてくださいね。
- 「クローゼットが狭すぎて、ほとんど物が入らない。部屋中モノだらけになってしまい、部屋が片付きません。せめて食料だけでも収納できるスペースを作ればよかった」
- 「子供の自転車のことを考えてなかった。常に外に置かないといけないので、雨や風が強い日は不安で…」
子供が成長するにつれて、どうしても物が増えていくでしょう。そんな状況にも対応できるように収納は思っている以上に多くしておいた方が無難です。また各部屋に収納スペースを作ることで、片付けもしやすくなるでしょう。
玄関の失敗
玄関は住宅の顔とも言えるスペース。家の中まで招く人よりも、玄関先で対応する人の方が圧倒的に多いでしょう。だからこそ玄関での失敗は許されません。
- 「ベビーカーや外遊びのおもちゃなどは、家の中にいれたくありません。でも玄関に出しっぱなしだと玄関が狭くなってしまい…。それならシューズクローゼットを作ればよかったと後悔しています」
- 「子供が野球部に入り、毎日練習に励んでいます。でもシューズやバッド、グローブなど散乱した状態で、玄関回りが片付きません。建てたときから子供の成長も考えておけば良かった」
玄関は靴だけを置くスペースと思い込み、後悔しているケースが多いようです。ベビーカーや部活道具なども考慮して設計することが大切でしょう。余裕があるのならシューズクローゼットも検討してみて。
吹き抜けの失敗
吹き抜けって明るくて、開放的なイメージがありますよね。見た目のイメージだけで、吹き抜けを作ってしまうと後悔することも。失敗例をチェックし、後悔しない吹き抜けを作ってくださいね。
- 「ただ開放感があって、オシャレだと思い吹き抜けを作りました。でも住んでみると冷房が効きづらくて、夏は暑いし冬は寒い」
吹き抜けによって思った以上に電気代がかかったという声もあります。少しでも快適に過ごすためにはカーテンやシーリングファンを活用することも考えましょう。
